VSユウイチを通名にしたい

思ったことと精度の低いあるあるを書き残したいです、いやそれはつまり精度の低いあるあるは思ったことであるのでつまりその言いたいことは思ったことを書き残したいということです落ち着いてください。

冷やし中華

 冷やし中華が好きだ。ぬるい冷やし中華。温い(ぬくい)冷やし中華。汁なしラーメンでもつけ麺でもない。ぬるい冷やし中華が好きだ。冷たい麺は、蕎麦だけでいいと思うことさえあった。でも、ぬるい方が好きだ。だから冷やし中華はもっぱら家で作る。麺を湯切ったら、そのままさらにドボン。若干ぬるいくらいが美味いのだ。

 去年、キャンプで冷やし中華を作ることがあった。当然私はぬるい方が好きだから、まして川の水でなんて冷やしたくなかったが、一緒に作ってくれていた人が冷やし始めた。もうこいつと冷やし中華を作る未来が見えないな、と冷めた気持ちでいた。すすった。美味かった。いままでは、冷やす時間が面倒だっただけ。これからも一緒に冷やし中華を作っていきたいと思った。それからは必ず氷をパンパンに張った水で麺を冷やしている。ちなみに、一緒に作ってくれていた人というのが、今の私の妻、家内、奥さん、ワイフ、同居人という微笑ましい裏話。

あるある

 経験はないのに、あるあるとして使われすぎて「あるある」だと認識しているものがけっこうある。「改札、前の人が残高不足」とか。あるけど、あるあることではない。だからこそ、重箱の隅をつつくっていう面白さがあるのかもしれないけど、俺はもう騙されたくないよ。こういう考え、こういう認識が既に「あるある」だ。ひぇーッ。

 あるあるを覆すために、いちど生活習慣を見直す時期に入ったのではないか? 全員漏れなく余りなく。もうあるあるは我々の手から離れ、私たちはあるあるに嘘で抱きしめられている。生活習慣を見直すべきだ。ワタクシが当選した暁には、必ずや真実を晒してやります! ワタクシは声を野グソにして言いたい! 真実、真実だけがワタクシたちを抱きしめるべきなのです!

選挙あるある「大を間違える」

リア充大爆破

 「リア充爆発しろ」リアルが充実している人間に対しての脅迫である。この言葉は、いつから古くなったのだろうか。

 私が小学生の頃、それらは合言葉のように唱えられていた。「💥リア充💥」と書かれたTシャツを着ている同級生もいた。リア充爆発しろが全米を泣かせた夏があった。リア充爆発しろ、を番組名にちょこんとつけるだけで視聴率30%越えは当たり前だった。(例:『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! リア充爆発しろ!』『行列のできる法律相談所 絶対に訴えてやる! リア充爆発しろ!』『痛快TV スカッとジャパン リア充爆発しろ!』など)

 この言葉は、いつから古くなったのだろうか。まあ小学生が知っている時点で、もう浸透しすぎてみんなが飽きちゃったのかもしれないけど。

 しかしそれ以上に、被害が広がってしまったのが要因だと思う。実際問題、爆発されると面倒なのだ。今回は私が、一連の爆破事件を担当した刑事として、実際の事例をひとつ紹介しよう。

 爆破事件が全国に広がり、捜査が本格的になりだしたころ。その日私は非番で、灯油を買ったあと、娘のクリスマスプレゼントのために玩具屋へ行った。物色していると、仲睦まじそうに歩くカップルを見た。

 第六感だろうか。背筋がゾクッとした。振り返ると、帽子を深く被った男がカップルをジィッと見つめている。

 第六感だろうか。「逃げろ!!!」私は恐ろしい結末を回避するため、カップルに向かって咄嗟に叫んだ。

 第六感だろうか。彼氏が立ち止まり、後ろを見る。私と目が合った。私はアイコンタクトを駆使し怪しげな男の存在を知らせ、叫んだ。「リア充、逃げろ!!!」

 第六感だろうか。彼氏は彼女の手を引いて走り出した。彼女はいったい何が起こっているのか理解が追いついていないようだったが、第六感が追いつかせたのか、足は遅めなかった。

 しかし現実は非情だ。第六感だろうか。怪しげな男はカップルが逃げるよりも早く、口を動かしていた。

「リア充、爆発しろ」

 小さい声だが、読唇術を心得ている私には何のこれしき。爆発まで時間がない。私はとっさの判断で、灯油を地面に撒き散らし、相棒のコルト・パイソンを撃ち込んだ。広がる炎。パニックになる店内。燃え盛る、でかい熊のぬいぐるみ。

 瞬間、煙が立ち込め火災報知器が作動した。

 水を撒き散らし、リア充も水浸しになる。爆発はしなかった。濡れていて、不発に終わったのだ。

 安心してる場合じゃない。私は男を探した。しかしすでに男は、ハンカチを口元に当て頭を低くして逃亡していた。ちくしょう。しかし、爆発は防いだ。

 結局私はカップルのクリーニング代や玩具屋の損害賠償請求により刑事を辞職した。後悔があるとすれば、いまだ犯人は逃亡しているということだ。

 「リア充、爆発しろ」みなさんもじゅうぶんに気をつけてください。

募集

「はぁ、恋したいなぁ連合」のメンバーを募集します。

募集要項

  • 2000〜2010年生(みずがめ座)
  • 恋愛経験問わず
  • 恋したい! という気持ちをもつひと
  • 揚げ足取り禁止😾
  • ヘッドの言うことに従うこと
  • ため息禁止
  • 膝丈
  • 1年以上オフィスワークの経験があるひと

宇宙のはて。はて?

 宇宙は膨張しているという。物質の世界が小さくなっているという見方もあるようだが、ともかく宇宙の果ては遠くなりにけりだろう。宇宙の果てを見るということは、過去を見ることだ。空の星は過去の光を放つ。宇宙に果てなどあるのだろうか? 

 小学生の私にとって、住んでいる町は全てであり宇宙のようであった。夏休み、植木鉢の花を枯らし、すっかり暇を持て余していた。この宇宙から飛び出してみたいと思い立った。自転車に乗り、まっすぐまっすぐ道路沿いを走る。迷ってしまうのが怖いので、道なりに走っていく。果てを目指していた。変わるような変わらないような景色を経て、気がつけば自宅の前に戻っていた。ただずいぶんな遠回りをしただけか、と少しがっかりした。家に入り麦茶を飲んだところで、ふとベランダを見る。花が咲いていた。いや枯れているのだが、わずかに色づいている。私は触った。確かにあった。枯れていたはずの花が、咲きかけていた。枯れる直前のようだった。私は教祖になれるかもしれない、と本気で思った。次の日、また見ると枯れていた。昨日、家を出る前と同じだった。

 もしかしたら、果てを目指していくうちに私は過去にたどり着いたのかもしれない。マジの話である。マジの顔で主張する。

星の空

この頃はよく星が見える。夜の道、ふと上を向くとチラホラと星がキラキラと輝いている。いまだに金星とその他の区別がつかない。私が星だったら「金星+その他」なんて書き方はプライドがぐらぐら揺れてしまうだろう。「その他」とは何事だ。そういう気持ちも分かるから「ナニクソ」という精神で、このことをバネに邁進してほしい。

それにしても星だ。イルミネーションも綺麗だが、いかんせん近すぎる。光が強すぎて、綺麗だと思う反面ちょっと引いてしまう。星はその点、距離があるから「きれい」と思える。

十年ほど前、星との距離が縮まったことがある。その日は確か都道府県テストを何回やっても満点が取れなかったときだ。恥ずかしながら、いまだに栃木県と茨城県群馬県、四国の位置関係を覚えられない。金星+その他である。名産品は答えられる。テストも、消去法で解いていた。とうとう先生にも「失礼だと思わないの」と言われた。思ったとて書けない。心底、悔しかった。

塾の帰り道、少し遅い時間だった。空を見ると星がいくつかあった。気障な動作だが、星に手を伸ばしてみた。「俺は絶対に、47都道府県を制覇してやる。このことをバネに、全て制覇してやる」と星に誓った。すると、体が急に沈み込んだ。と、思ったのも束の間、浮遊感があった。文字通り、地に足がついていない。浮いていた。飛んでいた。私は、悔しさをバネにしてしまったらしい。体は止まらない。気がつけば、今度は街が星のように見えた。私は地球を見た。金星があった。触った。しかしもう呼吸ができない。苦しい、寒い、もう無理だ、と思った瞬間、落ちる感覚がある。ぼんやりとした意識の中、月を見ると膝を抱えたウサギが寂しそうに泣いていた。

目が覚めると、私はベンチにいた。手には石を握っていた。きっと金星の石だ。いまでも公園に行けば、私が着地を決めた跡らしきものがある。

金星の石を寄贈しようかと悩んでいる矢先、大阪万博は終わってしまった。2030年の万博では、みんなに見せてやってもいいと思っている。

【ガーン】のどがはれたよ!【ガーン】

 ここ数日は、ふだん無意識でやっていることに意識が向いた。のどが痛い。口の中、のどの内側が痛い。おそらく腫れているのだと思う。常に痛むわけではないのだが、何かを飲み込むときにギュッと内側から締め付けられるような感覚になるのが困る。唾を飲むにも痛いので、驚いたときは唾を飲まないようおおげさに「えーっ!」とやる他ない。痛くてなかなか眠れない。

 あんまり痛いので、耳鼻咽喉科に行くことにした。近所のクリニックは夏休みに入っていたので、すこし遠出した。受付には男が一人。すぐに案内されて、診察室に入ると受付にいたのとまったく同じ男がいた。聞くとこの病院は彼が一人で切り盛りしているらしい。辺りに耳鼻科もここしかなく、自分がやっていくしかないのだ、と。

 症状を話すと彼は慣れた手つきで私の口内を開き、見た。私の口を開けたまま「あー、完全に腫れちゃってますね。お薬出してもいいんですけど、どうしますか?」

 どうするもなにもそれしかないだろう、という私の視線に気づいたのか微笑みながら説明を始めた。「薬を出すと治療にしばらくかかるんですが、ここで潰すこともできちゃうんで。好きなほうでいいですよ」 冗談かと思ったが完全に「マジ」の顔だった。

 私は潰すほうを選んだ。彼は「注意事項があります」と言って、治療をしている間は絶対に大声を出さないでほしい、痛かったら手を挙げて、と説明した。

 了承すると彼は私と向き合って、私の口に向かって前ならえの姿勢をとった。そして走り出した。「あけっぱなしにしてくださいね。行きますよ! うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!!!」 私の口に吸い込まれるかのように小さくなっていく彼。気が付けば目の前に彼はいなかった。体の内側がくすぐったくなり、そこから声がした。「じゃあ、潰していきますんで、声を出さないでくださいね!」彼の声だった。私は驚いて「えーっ!」とおおげさに叫んでしまった。やっちゃった、と思ってしばらく黙っていたが彼の声は、またくすぐられる感覚はなく異物感だけが残った。やがて口の中で何かがシュワァっと蒸発していくのを感じた。

 私は何か恐ろしいことをしてしまったのではないか、と焦り慄いた。彼は私の声にやられたのか? 2時間ほど待っていたが、もういいかと思い病院をあとにした。受付に彼の姿はなかった。来た時には気づかなかったが、クリニックの入り口に小さく「インチキ」と書かれていた。

 後日、私は近所の耳鼻科で処方箋を出してもらい治った。あの場所にも今度の夏に総合病院が建てられるらしい。